「ドラゴンクエストモンスターズ」から考える”理想的な親から子への継承モデル”
レビューの割合が増えてきたのでたまにはライフスタイルを語る記事を書きましょう。
ゲームのシステムから考えるシリーズです。
最近、料理にはまっていて、母親の作るミートソーススパゲッティが再現したくてレシピを教えてもらったのですが、どうやら母親もそのまた母親(祖母)にレシピを教えてもらっているとのこと。
なるほど、いいものって、こうやって子に引き継がれていくんだなと、しみじみ思ったのですが、
"親の特技や趣味嗜好は子に引き継がれ"、それに加えて"子は独自の特技を身につける"、これが理想的な継承のモデルだとも思ったわけです。
これって、まるでドラゴンクエストモンスターズのようだなと、そう思ったわけで、今回はそんな話をします。
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- この記事は 旧ブログで2017年3月28日に書いた記事をリライトした記事になります
ドラゴンクエストモンスターズとは
ドラゴンクエストモンスターズ(DRAGON QUEST MONSTERS)は、スクウェア・エニックス(旧エニックス)から発売・配信されているドラゴンクエストシリーズの外伝的作品のシリーズ。略称はDQM。
ゲーム中に登場するさまざまなモンスターを主人公の仲間にして育成しながら冒険を進めるロールプレイングゲームである。
シリーズ累計売上は700万本を超えており、後に多く発売されるドラゴンクエストの「外伝」シリーズの筆頭作品である。
ドラゴンクエストモンスターズ(以下DQM)はドラクエの外伝的作品の中では割と有名なシリーズで、
- 野生のモンスターを仲間にしたり
- 2匹のモンスター<親>を掛け合わせて(配合)新しいモンスター<子>を生み出したり
して育成しながら冒険を進めるゲームです。
このゲームがここまで人気になっている理由にもなるのが、この配合して新しいモンスターを作るというシステムであり、このときの"継承"というシステムを今回の切り口にしたいと思います。
継承
DQMでは、配合を行うと両親となったモンスターはいなくなってしまいますが、生まれてくる子どもの能力は親が持っていたスキルやパラメータが反映されたものになります。
ソフトによって詳細は異なりますが、
- Aという魔法を覚えた父親
- Bという魔法を覚えた母親
の間に生まれた子は、AとBの魔法を覚えながらも新たにCという魔法を覚えたりするのがこの継承というシステムです。
ゲームの内容はこれぐらいにして、実際に継承についてどうなるべきかを考えてみます。
理想的な親から子への継承とは?
子は親から影響を受けて育ちます。
あるスポーツを好きな父親が、好きで子どもに教えていたら数年後には有名なスポーツ選手になり、「小さい頃父親に教わっていた」などとコメントすることもよく見かけるように、継承がうまくいくと大きな成果につながります。
逆に、親の嫌いなところは真似たくないなと思い、自分に子どもができた時にその部分を見せないように努力します。
このように、
- いいと思うものは継承される
- 悪いと思うものは淘汰、もしくは改善されて継承される
を繰り返し洗練されていくものだと私は思っています。
つまり、DQMから読み取れる理想的な継承モデルとは、
- 子は父親と母親の長所・特技を知ろうとし、親は子に伝えようとすることで子に継承される
- 子は継承したものをよりよくしてそのまた子に継承しようとする
を繰り返していくことではないかと思うのです。
※ 「しようとし」と表現したのは子が完全に習得しきることができない場合を考慮したため
まとめ
自分という枠を超えて自分の意思や精神がなんらかの形で継がれていくという部分に関して子孫を残すということはとても神秘的なことだなと私は考えています。
ただ、洗練のついでに淘汰されたモノが、絶対に「よくないもの」だとは言い切れないので、あまり意識しすぎるのもよくないかもしれません。