映画デート後の意見交換で相手に聞いておくべき3つのこと
今回は映画「君の名は。」の感想から始まって、"日常のひょんな事柄に対しても意見交換をするメリット"をお伝えしたいと思います。
タイトルで釣っているだけで、筆者は映画デートはしていませんので安心して最後まで読むことができます。
- この記事は 約3分で読み終わります
- この記事は 旧ブログで2016年9月19日に書いた記事の内容を新しい情報に最新化した記事になります
- この記事は 映画「君の名は。」のネタバレを少しだけ含みます
君の名は。
前作『言の葉の庭』から3年ぶりとなる、新海の6作目の劇場用アニメーション映画。東京に暮らす少年・瀧(たき)と飛騨の山奥で暮らす少女・三葉(みつは)の身に起きた「入れ替わり」という謎の現象と、1200年ぶりに地球に接近するという架空の彗星「ティアマト彗星」をめぐる出来事を描く。新海作品としては初めて製作委員会方式を取っており、前作は東宝映像事業部配給、全国23館だったのに対し、本作では東宝が配給を担当し全国約300館という大規模な興行となった[8]。
本作は2016年8月26日(金)の公開後は、途中1週のみ『デスノート Light up the NEW world』に1位を奪われたものの13週目までに渡って12回、週末動員数1位を獲得[11]。2017年7月には日本国内の興行収入250.3億円となった事が発表され、日本における歴代興行収入ランキングでは『千と千尋の神隠し』、『タイタニック』、『アナと雪の女王』に次ぐ第4位(日本映画では第2位)となった。世界での興行収入は3.55億ドルにも及び、千と千尋の2.75億ドルを超えて日本映画の歴代1位となった。
「君の名は。」のようなアニメ映画は、幅広い世代というよりも20代30代の若い世代に強く支持されやすいものなので、実際に行ったスクリーンでも学生や若いカップルが多めでした。
400人もいたはずなのに映画上映中はポップコーンを食べるのをためらうぐらいに静かだったのは、日本人のマナーが良いからなのと、アニメ映画は年齢層を選ぶ分、子供がいないので騒ぐ声とかが起きにくいからなのかもしれません。
感動したところ
そんな「君の名は。」の感想、感動したところとして以下の3つを挙げておこうかなと思います。
1. 若者に受ける王道なストーリー
高評価だから観に行った映画評論家にとってはつまらない話に思えたのかもしれませんが、良くも悪くも王道なストーリーでした。
ちょうどいい「思い通りに展開していかなさ」が個人的には心地よかったです。
加えてターゲット層(若者)の心をしっかりつかんでおり、
- 男性ターゲットに対しては、「入れ替わり」というフィクション設定で冒頭から「入れ替わったからにはやって欲しいこと」を堂々とやっておく
- 女性ターゲットに対しては、神木くんに女性役ボイスをやらせる
というところで、ワクワクするような開始30分だったかと思います。
2. 対比
この映画は、
- 主人公である"三葉"と"瀧"
- "田舎ののんびり感"と"都会のおしゃれ感"
という対比が効いていて、そこのメリハリが「入れ替わり」を面白くさせています。
でも、いくら遠く離れていても、すれ違っても、同じ空で繋がっている、そんなメッセージが込められている気がしました。
意見交換会をすることになった背景
仕事では、プロジェクトが終わった後、そのプロジェクトの振り返り会という打ち合わせを実施するところも多いんじゃないでしょうか。
一般的にはKPT方式で行うのではないかと思います。
- Keep = 良かったこと、今後も維持したいこと
- Problem = 悪かったこと、問題点
- Try = 次回挑戦したいこと、改善点
をメンバーから集めていく方式です。
今回は「君の名は。」の振り返り会を、意見交換会という名目で、良かったこと、悪かったことの共有をしてみました。
なんか小難しいことを書いているように見えますが、結局やっていることは「あそこよかったよねー」という映画を観た後にする話を堅苦しく表現しただけです。
意見交換会のメリット
今回は
- 純粋に感動したところ、良かったところ
- 三葉の髪型は結んでいる方とショートにした方とどっちが好みか
の2点について言及するルールを設けました。まるで男子高校生のようなノリです。
この質問をしてみて、意見交換会のメリットかなと思った部分は以下の3つです。
1. 相手の着目点がわかる
純粋な感想の共有は、相手が映画のどこに注目しているか(シナリオ、心情の描写、風景、声)がしっかりわかります。
2. 相手と自分の違いが浮き彫りになる
ショートorロングの質問のようなAとBどっち派か、という質問は、映画の意見交換ではなかなか盛り上がる質問になるのではないでしょうか。(ちなみに私はショート派)
そこから小さな議論が生まれますし、自分の観点と相手の観点の違いがよくわかります。
ふざけて設けた質問でしたが、こちらはどうやら結構議論されているようです。*1
AとBどちらかと聞いているのに「四葉の髪型がかわいい」などという変態的なCを回答してきたりすることがあるのもこの質問が面白くなる部分です。
3. 直接描かれていない部分を補うことができる
また、感想を通じて感じた特に面白い部分が、映画には描写されていない「読み」の部分の共有でした。
映画には書かれてないけどきっとこうだろう、こうあってほしいという「妄想」の部分を共有して、確かにそうかも、と妄想を共有することができるのも意見交換の魅力的な部分です。
「君の名は。」に関しては、しっかり書かれていない部分はアナザーサイドストーリーで補っていますが、公式の通りの妄想であったとしてもそうでなかったとしても、相手の考え方や想像力がわかるので、仮定の話まで議論できたらきっと面白くなるでしょう。
まとめ
私が思う「映画を観た後に、一緒に観た人に聞いてほしい質問」とその理由をまとめてみました。
- 「AとBどっちがよかったか」という二択の質問で相手と議論または共感し、相手との違いを知ってみる
- 「どこが一番印象に残ってたのか」という質問で相手の価値観や観点を知ってみる
- 「もしこうなってたらどうなっていたのか」という仮定の話の質問で描かれていない部分を一緒に妄想してみる
映画だけに限らず、あなたが友達や恋人のことをもっと知りたいのなら、
『同じ出来事を共有した後は、それについての意見交換をしておくこと』をオススメします。
相手の価値観と自分の価値観の違いを発見する、相手の観点や考え方がわかるいい材料となることでしょう。