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藤井隆の「ナンダカンダ」一回聴いたらなかなか頭から離れない説

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水曜日のダウンタウン」はご存知でしょうか。

2016年11月30日に放送された『「待て」と言われた時さすがに人なら犬より長時間待てる説』で、バイきんぐの西村が待てと言われて待っている間に口ずさんだ曲が藤井隆「ナンダカンダ」なのですが、

この放送を皮切りに「ナンダカンダ」がほんのちょっとバズりました。


突然の「ナンダカンダ」。

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挙句スマホで再生。

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スタッフがなんで「ナンダカンダ」を歌ってたのかを後に問いただすと、

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「何か最近 頭の中に流れてんですよ」

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とのこと。

そんな私も、この放送を見た後「そういえばこの曲って藤井隆の曲だったのか!」と思い出し、動画サイトで確認し、iTunesで購入し、今頭の中に「ナンダカンダ」が流れている状態です。

niconicoでも放送後にランクインするぐらい再生数が伸びたらしい

というわけで今回は、藤井隆の「ナンダカンダ」がなぜこんなにも中毒性が高いのかを考えてみました。

  • この記事は 約3分で読み終わります
  • この記事は 旧ブログで2016年12月10日に書いた記事をリライトした記事になります

まずは聴いてみよう


とりあえずは一回聴いてみましょう。

  • 動画は削除されていました

やっぱりいい曲ですよね。

「ナンダカンダ」は2000年3月8日にリリースされた藤井隆の1枚目のシングル。発売元はアンティノスレコード

浅倉大介プロデュースによるデビューシングル。自己最高の28.7万枚のセールスを記録[1]。この曲で第51回NHK紅白歌合戦に出場したほか、2000年度日本有線放送大賞新人賞を受賞している。

by ナンダカンダ - Wikipedia


1枚目のシングルだったんですね。

2000年といえば、音楽業界も結構盛り上がっていた時期です。

藤井隆も、今となってはドラマでもバラエティでも色々なところで見かけるので「多彩」というイメージはしっくりきますが、この頃だったから衝撃だったと思います。

ちなみに最近だと、藤井隆がfeaturingしている「ディスコの神様」が巷では人気で、藤井隆の音楽の才能がまた評価され出しているようです。

さて、背景知識はこの辺にしておき、本題にはいりましょう。

「ナンダカンダ」はなんでいい曲なんだ

1. 耳に残りやすい曲

まず歌詞が覚えやすい。

自分よりツイてない 誰か見て安心かい?

自分だけは“例外" 思いたくて勝手言った

いつからか昼と夜が 行き違った生活で

ふさぎこまないでどうか 目を覚ませ 道を探せ

なんだかんだ叫んだって やりたいことやるべきです

あんたなんだ次の番は やりがいあふれるレースです

寝不足にて疲労 疲れすぎてどうしようと

うかがう顔色も 気にしすぎてこの行動

はみ出す勇気をどうか 絞り出して立ち上がれ

ほんの少しの気合いだ 目を覚ませ 泣くな 笑え

なんだかんだ夢見たって 問題ない世の中です

あんたなんだ次の番は みんなに愛呼びかけて

あるべきはずメリハリが なさすぎるTVの前

平和ボケしてませんか? 目を覚ませ 今だここで

なんだかんだ叫んだって やりたいことやるべきです

あんたなんだ次の番は みんなに愛呼びかけて

なんだかんだ夢見たって 問題ない世の中です

旦那さんが次の番だ 夢が叶う来世紀です

by 藤井隆「ナンダカンダ」


全体的に韻をしっかり踏んでいて、日常会話のワードでほとんど構成されているため受け入れやすい。

曲の構成は以下のとおり。

イントロ → Aメロ → Bメロ →
サビ → Aメロ → Bメロ → 
サビ → 間奏 → Bメロ →
サビ → サビ → アウトロ

一般的な構成になっていると思います。

そして、ここが一番聴いてみて驚きました。

メロディラインですが、

  • Aメロ:「ドシドシラソソーララー(自分よりツイてない)ドシドレドシシードラーラー(誰か見て安心かい?)」
  • Bメロ:「ソソソソラドレードレドミー(いつからか昼と夜が)ソソソソラドドーシラシソー(行き違った生活で)」
  • サビ:「レーレラシレ(なんだかんだ)レレド♯シラー(叫んだって)レミファ♯ソーファ♯レ(やりたいこと)レミファ♯ーミミー(やるべきです)」

どんな音かはわからなくても、『ドレミファソラシド』を知っているみなさんなら見て分かるはずです。

この曲、ほとんど『大きく動かず』、一個隣の音(ドだったらシかレ)に動くようにメロディができているんですね。

こういう癖のない動きが、耳に残るんだと思います。

2. 元気付けられる歌詞

明るい曲調とプラス思考な歌詞が、頑張ろうって気にさせてくれます。

辛いこともたくさんあるけど、とにかく前に進め!自由に生きろ!

という強いメッセージが込められています。

藤井隆の声ととてもマッチしている曲だと思います。

3. J-POPが複雑化した今こそ、シンプルな曲が聴きたくなる

上で述べた理由から、「ナンダカンダ」がシンプルな曲だということはわかっていただけたと思います。

今はiTunesで若手もピックアップされる時代。

"狭く深く"というよりは"浅く広く"なってきていると思います。

水曜日のカンパネラのように特徴のある曲調や歌詞で攻めに行ったり、

岡崎体育のように皮肉やメタで攻めに行ったり、

そんな多様化するJ-POPを見ていると、2000年の純粋に素敵だったJ-POPを聴きたくなるのだと思います。

ブラックビスケッツのタイミングとか。

ね?

まとめ

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いかがでしたか?

もし、この記事を見て、「ナンダカンダ」を聴いて、聴き終わってもまだ頭の中に流れているのであれば、この説は立証となります。

私も一時期J-POPダサいな、って思っていた時期がありましたが、なんだかんだ言ってJ-POPはやっぱり素晴らしい。