RADWINPS「人間開花」で感じた”ジャケ買わない現象”とは?
「君の名は。」の劇中歌として制作された「前前前世」と「スパークル」のオリジナルバージョンが収録されたRADWIMPSのアルバム「人間開花」がリリースされました。
先日公開された全曲ダイジェスト映像を観た感じだと、それ以外にも気になる曲もいくつか収録されていたので、アルバムを買おうかどうか迷っています。
ただ、どうしても踏ん切りがつきません。
その理由は曲にあるのではなく、「人間開花」のジャケットにあります。
この現象をジャケ買いの真逆『ジャケ買わない現象』と名付けることにして、今回はそんな『ジャケ買わない現象』について考えてみます。
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- この記事は 旧ブログで2016年11月20日に書いた記事をリライトした記事になります
- この記事を カレーを食べながら読まないでください
そもそもジャケ買いとは
ジャケ買いをしたことがありますか?
音楽鑑賞が好きだったり、バンドをやったことがある人は、ジャケ買いをした経験がなくても、聞いたことぐらいはあると思います。
ジャケ買い(ジャケがい)とは、レコード、CD、DVD、本などのメディア商品を内容を全く知らない状態で、店頭などで見かけたパッケージデザインから好印象を受けたということを動機として購入すること。ジャケット買いとも[1]。同様の過程を経て借りるときにはジャケ借りという言葉が使われている[2]。
近年になって、文庫本の販促策として、映画化やドラマ化されたときの写真やアイドルの写真を使ったり、人気の漫画家やイラストレイターによる新奇なパッケージイラストを採用した上で出版された古典的な作品(太宰治の『人間失格』など)にブックカバー(book jacket)を付けたものがジャケ買いされるといった形で順調な売り上げ成果を出している[3][4]。
wikipediaに載るぐらいには使わている言葉で、要するに曲を知らないのにジャケットだけで衝動買いをすることです。
私は、全く知らないアーティストをジャケ買いしたことはありませんが、自分が好きなアーティストのCDを探していた時に、目当てのCDとは別にジャケ買いでCDを買ったことはあります。
まあ、YouTubeの動画のサムネイルがそうであるように、ジャケットはCDの顔ですから、
収録されたCDを表現したジャケットがかっこいいんだから曲もかっこいいに違いない!
という思い込みが衝動買いをさせるわけですね。
五感の葛藤
収録された音楽が気に入りながらも、ジャケットが気に入らないので買いたくなくなる現象を『ジャケ買わない現象』と名付けましょう。
(実際は"買いたくなくなる=迷っている"状態ですが語呂的に『ジャケ買わない』としています。ここは見逃してください。)
何故このような現象が起きてしまうのでしょうか。
これは、五感のプラスの働きとマイナスの働きが葛藤を起こしているからだと考えます。
『ジャケ買い』は、視覚によるプラスの働きかけのみが"買う"というアクションにつながります。
『ジャケ買わない』は、聴覚によるプラスの働きかけを上回る視覚によるマイナスの働きかけが買うか買わないかを迷わせます。
もし仮に、友達から「人間開花」を借りるか、と訊かれたら借りるのです。借りられるのです。
"買う"のアクションがなくなってしまえば、あとは一時的にマイナスを許容するかだけを悩めばいいだけになり、ミュージックプレーヤーに取り込んでしまえばジャケットなんて自分で好きにできるのですから。
カレー味のうんこ問題
この五感の葛藤は私が考えたものですが(もしかしたら他の言葉ですでに世の中に存在しているかもしれませんが)
これは"カレー味のうんこを食べたいか"それとも"うんこ味のカレーを食べたいか"というなぜか小4ぐらいに流行る質問にも同じように五感の葛藤が紛れていると考えます。
『カレー味のうんこ』は視覚によるマイナスの働きかけと味覚によるプラスの働きかけの葛藤、
『うんこ味のカレー』はその逆で、味覚によるマイナスの働きかけと視覚によるプラスの働きかけの葛藤となります。
うんこの話はこの辺にしておきましょう。
「人間開花」のジャケットについて
さて、実は今まで"私がジャケットを嫌がっている"ことについては散々述べているものの"ジャケット"そのものについては全く触れていませんでした。
「人間開花」のジャケットの彼女はハーフモデルの モトーラ世理奈 さん。
生年月日: 1998年10月9日
出身地: 東京都
サイズ: T167cm S25cm
趣味: ダンス(高校でダンス部)・ショッピング
特技: 変顔
そばかすが特徴的で、チャームポイントと言ってもいいでしょう。純粋無垢な表情がそれにまたマッチしている気がします。
ただ、「人間開花」のジャケットはちょっとそこを強く出しすぎているような気がして、残念ながら私は受け付けられませんでした。
つまり視覚的に攻撃力がありすぎるのです。
こういうインパクトが強いものは、がっしり魅了される人とそうでない人をはっきり分けます。
「人間開花」のジャケットのインパクトの強さに惹かれて「買いだ!」と思う人、もしくはジャケットには無関心で、曲さえよければ、と買う人ももちろんいるでしょう。
ですが一方で、
このジャケは個人的に無し
「買わない」と言っている人もたくさん作ってしまう恐れもあります。
とりあえず、iTunesで個別買いかなあ。。
アルバムにしては冒険しすぎではないかな、と感じたジャケットでした。