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「アニメソング」というジャンルは常に進化し続けている説

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みなさんはアニソンってよく聴きますか?

アニメのオープニング曲やエンディング曲のほとんどは音楽ファイルなどでプロパティを調べると、ジャンルが

「Anime」/「アニメ」

になってると思うのですが、最近の楽曲はアニメの雰囲気にあわせてつくられているので、「アニメ」と括られながらもその曲調は様々です。

今回は、

の楽曲を紹介して、「アニソンってすげー」という話をします。

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一昔前のアニソン

最近は「アニメが好きです」と言っても嫌な顔をする人は少なくなりましたが、10年前ぐらいはアニメ=オタク文化みたいなイメージがついてしまって、あまりアニメが好きなことをおおっぴらにすることはできなかったんじゃないかなと思います。

その頃のアニソンは、耳に残るようなキョーレツなメロディの、いわゆる電波ソングのようなものが主流でした。

時間をかけてオタク文化が浸透したことによって、アニメ化されるスピードが早まり、アニメのジャンルの幅が広がると同時に、アニソンのジャンルの幅も広がっていったのです。

というわけで今期のアニメの中から、特にいいと思った曲をピックアップしてみます。

Let's Pop Together

まず最初に、ポプテピピックというドラッグ的アニメの挿入歌を紹介します。

ポプテピピックは、

パロディ系シュール4コマを無理矢理アニメ化してみたらどうも尺が余ってしまったので、仕方なく同じノリで映像作品を作って埋め合わせした結果ハイクオリティのものが出来上がってしまっているようなアニメで、

今やもうニュースで取り上げられてしまうほど巷で人気の2018年冬アニメです。

そのポプテピピックの第4話の挿入歌として使われた、Earth, Wind & FireLet's GrooveのPVのパロディである「Let's Pop Together」を聴いてみましょう。

この曲は、原曲を知らなければ普通にいい曲と錯覚してしまうでしょう。

これも括り的にはアニソンになってしまうのかもしれませんが、どう考えても曲のジャンルはFunkです。

Harvest moon night

以前紹介した、ハクメイとミコチのアニメも今放送中ですが、漫画の雰囲気がちゃんと再現されていて感動しました。

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料理の話が多いこともあってか、エンディング曲である「Harvest moon night」の歌詞にも料理に関する言葉がたくさん出てきており、曲調も料理に合いそうなものになっています。

この曲もなかなか素敵な曲で、発売まで待ちきれなかったんですが、どうやら作詞作曲はクラムボンが手がけているようです。

この動画には含まれていませんが、間奏にはバイオリンが入っていてケルティック感が満載です。

SHINY DAYS

今期のアニメのアニソンの中で一番聴いて衝撃だった曲がゆるキャン△のオープニング曲である「SHINY DAYS」です。

Jackson 5のようなポップなノリでイントロから引き込まれます。歌い方もかっこよくて曲に合ってますよね。

今の時代にこういう曲が出てくるようになったのは本当に嬉しいことです。

ミラクルカラーズ☆本日も異常ナシ!

タイトルは電波ソングそのものなんですが、ノリはビックバンドのような賑やかな曲になっているのが三ツ星カラーズのエンディング曲「ミラクルカラーズ☆本日も異常ナシ!」です。

Aメロとは打って変わってスウィングするBメロが始まって急にオシャレな雰囲気になるのが見所(聴き所?)です。

音楽のジャンルは2種類ある

いかがだったでしょうか。

アニメのオープニング曲やエンディング曲、または挿入歌などのために作られた曲は、そのほとんどが「アニメ」というジャンルとして括られます。

でも実際聴いてみると全然違う曲調であることがわかります。

ここで音楽のジャンルについてちょっと考えてみましょう。

  • J-Pop
  • Rock
  • Jazz
  • Anime
  • Soundtruck
  • Dance

というジャンルの中で言うならば、AnimeやSoundtruckは曲調を表すジャンルではないことがわかります。

あるアニメで使われればアニメ、あるゲームで使われればサウンドトラックになるわけです。

つまり、音楽のジャンルには

  1. どのような曲調かを判別するためのジャンル
  2. 何に使われているかを判別するためのジャンル

の2種類あるということになります。

「アニソンをよく聴きます」と言われて「えー、ああいう曲聴くのー?」とは返せない時代になったのです。

まとめ

去年、Mステで「ようこそジャパリパークへ」が流れてお茶の間にいい意味でも悪い意味でも衝撃を与えたのはまだ記憶に新しいかと思いますが、

形式にとらわれずに独自のスタイル(曲調・展開)が生み出されていくアニメソングというジャンルは、常に我々に新鮮さを与えてくれる、魅力のあるジャンルです。

なんならJ-Popがある程度飽和した後も、アニメソングは変わらず生み出されている可能性だってあると思いませんか?

また春になって新しいアニメソングがたくさん聴けると思うとワクワクしますね!