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テックリードがアームチェア・ディテクティブを目指すべき理由

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どうも、@orion403です。

最近ブログの優先度が下がってしまって更新頻度がガクンと下がっているのにもかかわらず、https化ampのおかげでgoogleの順位が上がった影響でUU数は増えているようです。

ただ、なかなかまとまって書く時間がとれないのが現状で、となるともっと小さなボリューム感にしたり書く以外の方法で伝えたり、するのが今後の更新頻度改善のカギを握っているのかもしれません。

カギ・・・と言えば・・・。

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  • この記事は エンジニアでなくても読み進められる記事の内容になっています

テックリードがアームチェア・ディテクティブを目指すべき理由

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私は昔から推理もののドラマが好きで、古畑任三郎だとかTRICKだとかガリレオだとかは、youtubeでチラっと見かけたらつい観てしまうのですが、

みなさんは『鍵のかかった部屋』というドラマをご存知でしょうか?

シリーズ3作目の『鍵のかかった部屋』のタイトルでドラマ化され、2012年4月16日から6月25日までフジテレビ系の「月9」枠で放送された。主演は嵐の大野智で、大野は今作がフジテレビ系の連続テレビドラマ初主演となった。

鍵のかかった部屋』までのシリーズ作品を原作としている[4]。キャッチコピーを「密室は、破れました。」とし、サブタイトルにも「密室パズルミステリー」とあるように本格ミステリー色の強い内容で、恋愛ドラマのイメージの強い「月9」では異例の作品を掲げた[4][5]。

by 防犯探偵・榎本シリーズ - Wikipedia


このドラマが放送されている頃はバイトなどで忙しくてきちんと観れてなかったこともあり、ちゃんと一から観ようと思い、空いた時間で観ていたわけなんですが、

大野くん演じる榎本(えのもと)が、会話や出来事からひらめき、謎を解く瞬間が気持ちよく描かれている気がします。

ガリレオの湯川なんかもそうですよね、ドラマとしてはひらめいた瞬間が盛り上がる一つのシーンなわけです。

頭のいい彼らは、その大体が殺人現場で殺害方法や密室トリックをひらめくのではなく、あくまでも普通の生活からヒントを得てひらめく、ということが多いのです。

そう考えると、もしドラマじゃないのであれば、現場に一度もおもむくことなく問題を解決することこそ最上級の推理になるのではないでしょうか?

アームチェア・ディテクティブとは

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ミステリー小説の用語の一つにアームチェア・ディテクティブという言葉があります。

安楽椅子探偵(あんらくいすたんてい、アームチェア・ディテクティブ、Armchair Detective)とは、ミステリの分野で用いられる呼称で、部屋から出ることなく、あるいは現場に赴くことなく事件を推理する探偵、あるいはそのような趣旨の作品を指す。狭義では、その語の通り、安楽椅子(語意通りなら肘掛け椅子だが)に腰をおろしたままで事件の謎を解く者を指すが、実際にはもっと広く曖昧な範囲を含む。

by 安楽椅子探偵 - Wikipedia


アームチェア・ディテクティブは以下のような力が備わっている必要があるでしょう。

  • 「いつ・どこで・誰が・何を・どうやって」を正しく整理する力
  • 言葉からイメージし、推察する力
  • 嘘か本当かを見分ける力

他にもまだまだありそうですが、ビジネス用語を借りて表現するのならば「問題解決能力の極み」であることに間違いはないでしょう。

我々エンジニア、特にテックリードはアームチェア・ディテクティブを目指すべきである

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我々エンジニアには、PC上での「問題」がつきものです。

設定ややり方の違いで、思い通りの結果が出なかったり、先に進めなくなることが多々あります。

部下から「ここがわかりません」と言われたらそれに答えてあげるのが"優しい上司"というものですが、とは言ってもこちらの時間も有限であり、やらなければいけないことは山積みのはず。

後ろで見ていて指示通りやってもらうのが一番てっとり早いことが多いですが、がっつり時間を割いてしまうことになります。

私が思うに、ベストはやはりアームチェア・ディテクティブだと思うのです。

  • いつ、どんな問題が起きたのか
  • いままではどうだったのか
  • 何をしたのか、何をしたいのか
  • 何ができるのか、何ができないのか

をチャット等で聞き、そこから推察していく方がお互い時間的拘束が減ります。

ただ、ここでも「何が嘘で何が本当か」を見分ける必要があります。

ここでのやり取りの中で確実に正しいのは"私が指示した行動の結果"です。

相談相手の"前提""推察"にあまり引っ張られてしまうと、その先の真犯人にたどり着けなくなってしまうので要注意です。

まとめ

アームチェア・ディテクティブができるぐらいの問題解決能力があれば、きっとディテクティブ(現場におもむく推理)はお手の物でしょう。

もしあなたがテックリード(技術でエンジニアチームを引っ張るリーダー)、もしくは開発リーダーであるならば、後ろで見てなくてもチャットで解決できる力を備えることで、そのチームにおいて大きな存在になること間違いなしでしょう。


ただし相談者の「言葉を伝える力」が著しく低い場合は、アームチェア・ディテクティブには相当なストレスと時間がかかることがあることをお忘れなく。