日付と曜日の不一致間違いはなぜすぐ気づけないのか
仕事のメールなどで、
例えば『6月11日(月)』と書くところを『6月12日(月)』と書いてしまって、月曜日になってごたつく、といった経験はありませんか?
私はなぜか最近よくこのミスをします。
もちろん原因はただの確認不足なのですが、なぜ後になってこの間違いに気付くのでしょうか。
何かもうちょっと違う理由があるのではないかと思い、少し考察してみました。
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「日付と曜日の不一致間違い」の仕組み
わかりやすく上司と部下の2人がいるとしましょう。
上司が部下に「来週のどこかで打ち合わせを入れたい」という依頼をするとしましょう。
その時、部下がする行動は以下のようになります。
1. 部下がカレンダーから空いている日付を探す
この時、部下は「いつが空いているかに集中しており、何曜日かはそこまで気にしていない」はずです。
2. 空いている日付を見つけ決定する
日付自体は一番重要なので、慎重に正しい日付を書き留めます。
3. 文章に書きおこす時にその日付が何曜日なのかを書き出す
この目確認により不一致間違いが生じます。
4. 部下の決定した日程が空いてることをカレンダーで確認する
この時、上司は「該当の日付の、該当の時間が確かに空いているかに集中しており、何曜日かはそこまで気にしていない」場合が多いです。
5. 日程が近づいてもう一度文章を確認した時に曜日に意識が行き、何曜日に打ち合わせがあると思い込む
同じ週に入ると、日付より曜日の方が印象強く記憶に残るようになります。
ここで間違いに気づくわけです。
つまり、私が思うに、
人間は
- 現在から遠い未来の日程は日付で絶対値的に覚えようとする
- 現在から近い未来の日程は曜日で相対値的に覚えようとする
と思うのです。
なので、最初は日付と曜日の不一致間違いに気がつかず、近づくにつれそのミスに気がつきやすくなるという仕組み、だと私は考えます。
なので、
- 曜日を指定して日付を決定する場合
- 平日(月火水木金)と休日(土日)で間違えていた場合
は曜日の印象が強く残っているので、比較的すぐその間違いに気がつきやすいと言えます。
今日の日付に興味はない?
「明日って空いてる?」と聞けばいいところを「6/12って空いてる?」と言われたら、すぐピンときませんよね?
理由は簡単で、今日になってしまえば今日が何月何日かを意識する必要がなくなるからです。
ただ、今日が何曜日かは意識するはずです。
一般的に仕事は月曜日から始まり、金曜日で終わるからです。
それだけ我々社会人にとって、土曜日が待ち遠しくてたまらないということですね。