RedBullから確実に翼をさずかる方法
みなさんは、エナジードリンクはお好きですか?
私は、MONSTERというよりRedBull派なのですが、そもそもエナジードリンクはそこまで飲む方ではありません。
味は結構好みなのですが、本気で頑張るときにしかRedBullは飲まないようにしています。
それは、なぜか。
"翼をさずかりたい"からです。
あなたの周りに「いや大丈夫かよ」とこっちが心配するぐらいガブガブとエナジードリンクを飲む人はいませんか?
美味しくて飲んでいるならわかりますが、気合を入れたくてたくさん飲んでいるなら多分その使い方は間違っています。
今回は心理学をうまく応用して、RedBullの効果をぐーんとあげる方法をお教えします。
- この記事は 約3分で読み終わります
- この記事は 旧ブログで2016年11月12日に書いた記事をリライトした記事になります
"翼をさずかった"状態とはどういう状態を指すのか
まず、RedBullから確実に翼をさずかる方法を書いていく前に、
そもそもRedBullが言っている"翼をさずける"とはどういう意味なのかの認識合わせをしておきましょう。
「RedBull 翼をさずける」
by Red Bull 翼をさずける - RedBull.com
このキャッチコピーですが、英語だと
「Redbull gives you wings」
という文になるようで、日本語訳でははっきりしませんでしたがやっぱり主語はRedbullとなります。
Redbull(S) gives(V) you(O) wings(O)
の第四文型をとります。you=wingsではないので第五文型ではありませんね。
ここまでは高校英語のただの復習です。
直訳すると
「レッドブルはあなたに翼を与えます」
まあ、なかなかいい日本語訳を当てたのではないでしょうか。
さてそれでは、翼を与えるとは、どういう状態を指しているのでしょうか。
CMを観てみましょう。
このCMからかわかること
- サメ>RedBullを飲んでいない小魚の群れ
- サメ<RedBullを飲んだ小魚の群れ
このCMからわかること
- 「ほかの羊さん RedBull飲んだみたい」
→ RedBullを飲んだみたいな状態 = 空を舞う
というわけでCMからもわかるように
"翼を授かった"状態とは
- 力がみなぎってくる
- まるで空も飛べるような勢いがつく
という解釈でいいでしょう。
結局明白な結論に着地しましたが、そういうところで手を抜きたくありません。
前から読んでくださっている方なら、ここがそういうところだということをわかってくれることでしょう。
さて本題に入ります。
習慣を変えて希少性を高める
まず習慣を変える(飲む頻度を減らす)ことでRedBullの効果を高めることをしてみましょう。
とりあえず日課でRedBullを飲んでいる人は、果たしてそのコストに見合ったパフォーマンスを発揮できているでしょうか?
こんな実験をご存知でしょうか。
瓶の中に入っているクッキーを被験者に食べてもらい、
その味に評価を付けさせた。半数の被験者にはクッキーが20個入った瓶を渡し、
残りの半数にはクッキーが2個しか入っていない瓶を渡した。瓶の中身はどちらも同じクッキーであったが
そのクッキーへの評価は、
瓶に2個しか入っていないクッキーを食べたグループの方が、
瓶に20個入っているクッキーを食べたグループより、
「このクッキーがおいしい」という評価を下した。これは希少性の法則によるものである。
経験数が少なければ少ないほど、その経験の価値は高く評価されるということです。
これが「希少性の法則」です。
この希少性の法則を逆に利用すると、経験数を意図的に少なくさせることでその経験の価値を高めるということができるということになります。
さて、この考え方によって
RedBullは、飲む回数を減らした方がおいしく感じるし、効果も出るはずだ
という思い込みを生み出すことができました。
翼をさずかることができると思い込む
次は自己暗示でRedBullの効果を高めることをしてみましょう。
先ほどの
RedBullは、飲む回数を減らした方がおいしく感じるし、効果も出るはずだ
と思い込むことが
RedBullはやっぱりおいしいし効果も出る
という結果につながりやすくなります。
みなさんも聞いたことがあると思いますが、これがプラシーボ効果となります。
プラシーボ効果の研究によると、実はトニックウォーターとライムなのに、ウォッカだと信じ込んで飲んでいた人たちは、判断力が悪くなっていたことがわかった。
by プラシーボ効果についての10のクレイジーな事実 : カラパイア
とても奇妙な現象だと言われていますが、それだけ思い込みの力は絶大だということがおわかりいただけたでしょうか。
まとめ
簡単にまとめますと、RedBullから翼をさずかるためには
- 飲む頻度を減らす
- 効果があると思い込む
ことが大事だということになります。
私は心理学を軽くかじっているぐらいなので、もちろん信ぴょう性はそこらへんの心理学者には及びませんが、
これも「この人の言っていることはなんだかすごそうだ」という思い込みでなんとかしていただけると幸いです。
今回はRedBullをテーマにしましたが、RedBullに当てはまるものなら何でもいいと思っています。
「自分が好きなこと」の価値を高めるためには『何度も経験して「好きなこと」を詳しく知る』というまっとうなアプローチだけでなく、
経験数を減らして希少価値を高め、その高ぶりを満喫する、というアプローチもあるということです。
禁煙したい人は、タバコを吸う頻度を減らした方がうまい、と思い込んでみてはいかがでしょうか。
うまい、と思ってしまうので直接的な禁煙には結びつきませんが、吸う頻度は減らすきっかけにはなるかもしれません。
「"Belief" gives you wings」
思い込みはあなたの大きな力になるでしょう。