大人こそマザー牧場へ行くべき4つの理由
先日、マザー牧場に行ってきました。
マザー牧場は、房総半島の山々や、東京湾や富士山の雄大な景色が見渡せる鹿野山(かのうざん)にあります。都心から近い場所にありながら、豊かな自然とふれあうことができ、子供から大人まで楽しめる観光牧場として親しまれ、国内有数の施設として発展してきました。
私は千葉県出身なので、昔はよく遊びに行った記憶があります。
中学や高校の遠足でも連れて行かれたのですが、あの年頃ってそんなに動物みてわーわー言える年齢でもないし、遊園地は中高生にとっては物足りないしで、あまり楽しかった思い出はなかった気がします。
今回は同年代8人で行ったのですが、マザー牧場に行こう!となった時、あそこそんなに楽しめるかな、とちょっと心配でしたが、それは杞憂だったようです。
行ってよくわかりました。大人こそ、マザー牧場で得るものがたくさんあるのだと。
今回は、大人のみなさんに、マザー牧場ってこんな楽しみ方があるよ?というところをご紹介します。
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- この記事は 旧ブログで2016年11月6日に書いた記事をリライトした記事になります
- この記事に使われている写真は Olympus OM-D EM-5で撮ったものです
こぶたレースで世知辛い社会の縮図をまず目の当たりにする
なぜか公式アカウントで360度動画が上がっていたのでとりあえずこれをあげておきます。
こぶたのレースとは、ゲートから入って最初に目につくイベントで、競馬と同じように、抽選で選ばれた子供達が自分とペアの子豚のお尻を叩いてゴールまで誘導するというシンプルなレースゲームです。
ちなみに私は昔、抽選で選ばれてレースに出て、1着をとったことがありますが、1着になるとお手製の金メダルがもらえます。
今でも1着になったことを覚えているぐらいですので、子供にとってはいい思い出の一つになるでしょう。
さて、こんなこぶたのレースですが、大人はレースに参加することはできません。
でも大丈夫です、楽しめる要素はたくさんあります。
1着を当てることでぶたのマスコットをもらうことができるので、賭けて、運だめしをしてみてはいかがでしょうか。
そして、このレースが面白いのは、同じぶたが連続で出場することがよくあるようなのですが、大体勝つぶたが決まっているのです。
よく勝つぶたは、ゲートが開いた瞬間、子供に触れられることもなくゴールまで猛ダッシュ。
1着の子供に一言インタビューする時も「ぶたさんに触れられたかな?」と質問する始末。
このレース、勝つポイントはズバリ「勝ちやすいぶたさんに当たること」だったのです。
ぶたレースという名のできレース。
あなたのお子さんが適当なぶたさんのペアになっても、あなたは安パイで勝率の良いぶたさんに賭けて一言、
「レース、残念だったな。でもパパはマスコットもらったぞ」
と声をかけてあげましょう。
この世を生き抜くためには、技量やセンスも大事ですが、ある程度運も必要です。
自分の成果ではないのに褒め称えられる1着の子供より、ぶたと一緒にゴールできたビリの子供の方が楽しんでいるのを見ていると、この絶妙なじれったさ、まるで社会そのものを見ているかのように錯覚します。
ただ、たまーにいつもノロノロ進むぶたが本領を発揮する時もあるようですので、そういう時に勝率に目もくれず直感で選んで当ててみたいですね。
触れて、見て、感じる彼らの恩恵
マザー牧場は間近で動物を見れるだけでなく、いろいろなところで触れ合えることができます。
エサをあげることもできるし、動物によっては抱きかかえることもできます。
羊の毛を触って、「あ、確かに羊の毛だ!」と妙に納得できるのも、色々なものに触れてきた経験がある大人こそ感じることができるもの。
私たちは色々なところで彼らの恩恵を受けているんだな、と、はっと気づかされるのです。
珍しい動物や、珍しい動物の行動を間近で見ることができる
今回はマザーファームツアーという、遊覧型体験ツアーにも参加しました。
こちらは入園料込みで2400円と、ちょっと値は張りますがマザー牧場にきたらこのツアーは行っておきましょう。
- 珍しい牛を見ることができる
- 牛舎の中や牧場で使われている機械を見ることができる
- 生まれたばかりの赤ちゃん動物を見ることができる
- 羊・アルパカ・カシミヤなどに餌を与えることができる
- 牧羊犬が羊をゲートに追いやる様を間近で見ることができる
など、なかなかできない体験を凝縮して味わうことができるので、大人ならケチらず、是非この体験をしてみてください。
お子さんと一緒に参加したら、とってもいい思い出になること間違い無し。
羊は集団で固まって行動するため、牧羊犬に追われるとこのように密集する。
こちらは牧羊犬。
このツアーでは、食用の牛も見ることができて、ガイドさんもその話をしてくれました。
「あそこにいるあの牛が、いつかあなたの食卓に届くかも」
なんて言われたら、やっぱり考えさせられるものがありますね。
ツアー以外でも、羊の毛を刈っているところを見たり、アヒルの大行進などが間近で見たりなど、風変わりなイベント盛りだくさん。
アヒルの大行進は先着順で柵内に入れる。柵内でカメラOKなのでこんな間近でシャッターを切れる。
そして私の足を3匹のアヒルが平然と踏んで行きました。
アヒルに踏まれる経験なんてなかなかないでしょう!!!
高原を眺めながらジンギスカンと一緒に飲むビールがうまい
マザー牧場でお昼を食べるなら、やっぱりジンギスカンがいいですね。
私はビールはそんなに飲まない方なので、タイトルはちょっと大げさに書きましたが大人のみなさんならわかってくれるはず。
景色のいいところで、いいものを食べたり飲んだりできるのは最高です。
心地よい風が、仕事の疲れも吹き飛ばしてくれることでしょう。
まとめ
帰りに寄ったうみほたる。
実際に行ってみて、気をつけた方がいいなと感じたこと2点。
- イベントが盛りだくさんなので、時間を確認しながら周っていくべき
- パークが広いので、何を目的にして、どのルートで行くかを事前に考えておくべき
マザー牧場の良さ、少しは伝わりましたか?
でもここは五感で楽しむ場所です。
こんな記事じゃ伝わりきれません。
是非、行って、自分の目で確かめてみては?