アニメ化前に「ハクメイとミコチ」の魅力について語っておく
前のブログで漫画「ハクメイとミコチ」の魅力を語っていたのですが、喜ばしいことにこの漫画のアニメ化が決定し、1月12日から放送されるということで、折角なのでアニメ放送前にはてなブログに記事を移行してきました。
気になった方は是非アニメを観てみてください!
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- この記事は 旧ブログで2017年2月12日に書いた記事をリライトした記事になります
ハクメイとミコチ
私は非日常の中の日常を丁寧に描写しているような漫画が好きなんですが、今回紹介する「ハクメイとミコチ」も思えば一昨年本屋でジャケ買い*1をしてそのリアルさにめっきりはまってしまった一つです。
『ハクメイとミコチ』は、樫木祐人による日本の漫画作品。身長9センチメートルのこびとであるハクメイとミコチ、二人の女の子の日常を綴った物語。KADOKAWA(エンターブレインBC)の漫画誌『ハルタ』で連載中。
この漫画、1年に1冊のペースで出ているのですが、かなり読みやすくすぐ読めてしまいます。
すぐ読んでしまってまた来年が待ち遠しくなるわけですが、今回はこの漫画のどこにそんな魅力があるのかお伝えします。
個性的なキャラクターと、出会いと別れ。
ハクメイ(主人公)
見た目も行動も言動もボーイッシュだが女の子。天真爛漫。1巻目の最初の方は性別がはっきりわかる描写がないので普通に男の子だと思っていた人は多いんじゃないだろうか。ミコチの家に転がり込んで共同生活をしている。修理屋を仕事としておりガテン系、アウトドア系。
ミコチ(主人公)
ハクメイとは真逆でインドア派。料理や裁縫が得意で、とても女性らしい女の子。
その他キャラクター
漫画に登場するキャラクターはこびとの他にも動物や虫などが擬人化されて登場し、こびとと共存している。
1話の中でしかでないキャラクターですら、かわいく描かれているし、とても個性的。
そんな様々なキャラクターとの出会いと別れ、再会を丁寧に描写している。
初めて見るキャラクターも、その話が終わりそうな頃にはもうその個性に惹かれてしまっている。
人間の世界をそのまま小さくしただけ。同じような文明がそこにある。
とにかくこの漫画は風景が綺麗。タッチもやさしく、まるで絵本のよう。
街にでると屋台もあるし、お祭りもあるし、音楽もある。
4巻では汽車に乗るシーンがあったりと、我々と同じように文明が発達しているのに、そのサイズは我々の10分の1というところに、親近感と非現実的な感覚が交互にくる。
料理がとにかく美味しそう。
この漫画、言うほどメジャーな漫画ではないと思うが、ネットで調べてみると「料理を再現してみた」系の記事なども検索でひっかかり、やっぱりこの漫画の虜になっている人は多そうで、それだけ美味しそうに描かれているということだと思う。
ミコチが料理上手なので、料理を作るシーンも結構あるのだが、お店に売っている商品の描写も見逃せない。
「美味しそう」の誘惑に負けるのも納得の描写。
ちっぽけだけど頑張って生きている。
広大なシーンを見せられるたびに感極まってしまう。
こびとの世界だからこそより大げさに表現出来る部分。
頑張っているところをみると、読んでいるこっちもやる気が出てくる。
まとめ
今回はレビューと言いつつもあまり具体的に「この話のここがいい」とは書きませんでしたが、どの話もほっこりする素敵な話ばかりです。
私がジャケ買いをしてしまったように、上のコマの描写だけでもいいなと思ったのなら、是非店頭で手に取ってみることをお勧めします。
そんなハクメイとミコチの6巻は1月15日に発売予定!
新刊が出るたびにもう一年経ったのかと思います。
揚げ山芋食べたいなー。
*1:【参考】RADWINPS「人間開花」で感じた”ジャケ買わない現象”とは?kininarium.hateblo.jp